デバイスの一覧に、同じオーディオデバイスが複数回表示されることがあります。これは、OSが各デバイスに別々の役割を割り当てているためです。ひとつは一般的な音声の再生用、もうひとつは通話などのコミュニケーション専用です。
既定のデバイスは、音楽、動画、ゲーム、システムの効果音、ほとんどのアプリなど、通常の音声をすべて担当します。YouTubeの動画を再生したりゲームを起動したりすると、このデバイスから音が出ます。
通信デバイスは、Zoom、Teams、Skype、Discordなどの音声通話や会議アプリ専用のデバイスです。これを使えば、通話はヘッドホンで、それ以外の音はスピーカーで、といった使い分けができます。
オーディオデバイスが1台しかない場合、システムはそのデバイスに両方の役割を割り当てます。そのため、次のような項目が表示されることがあります。
どちらも同じ物理デバイスを指していて、割り当てられた役割を示しているだけです。
複数のデバイスがある場合は、それぞれに別の役割を割り当てられます。
マイクの場合なら、たとえば次のように使い分けます。
Windows 11:
Windows 10:
ヒント:緑のチェックマークは既定のデバイス、緑の電話アイコンは通信デバイスを示しています。
macOSには、Windowsのような「既定」と「通信」の役割の区別はありません。代わりに、使いたい入力デバイスと出力デバイスを選ぶだけです。
ヒント:メニューバーのサウンドアイコンをOptionキーを押しながらクリックすると、すばやくデバイスを切り替えられます。
ZoomやTeamsなど一部のアプリでは、アプリ内の設定で使うデバイスを個別に選べるので、Windowsの役割の仕組みと同じような使い分けができます。
PulseAudio/PipeWireを使っているLinuxでは、次の手順で既定のデバイスを設定できます。
アプリごとの振り分け:pavucontrolの「再生」タブでは、特定のアプリの出力先を別のデバイスに振り分けられます。
多くのアプリ(特にゲーム、メディアプレーヤー、コミュニケーションアプリ)には独自のオーディオデバイス設定があり、システムの既定の設定より優先されます。音が違うデバイスから出る場合は、次の手順を試してください。
Windowsは、通話中にほかの音の音量を自動的に下げることがあります。この機能を無効にするには:
macOSは通話中に音量を自動調整しません。音量が変わる場合は、通話に使っているアプリの設定を確認してください。
デバイスが無効になっている可能性があります。非表示のデバイスを表示するには:
デバイスが表示されない場合は、いったん取り外してから接続し直してみてください。Bluetoothデバイスの場合は、「システム設定」→「Bluetooth」でペアリングを解除してから、もう一度ペアリングします。
利用できるすべてのデバイスと、その状態を確認します。
# すべてのシンク(出力デバイス)を一覧表示 pactl list sinks # ミュートされたデバイスを有効にする pactl set-sink-mute [sink-name] 0