Xbox、PlayStation、Switch、サードパーティ製コントローラーでボタンが反応しない問題を解決。原因がマッピングのずれか、ソフトウェアか、部品の摩耗かを見分けて、それぞれの対処法を解説します。
コントローラーのボタンがひとつだけ反応しなくなった、あるいは強く押さないと効かない ― そんなときは、このガイドで原因がマッピングのずれなのか、ソフトウェアの問題なのか、部品の摩耗なのかを突き止めて、それぞれの直し方を確認しましょう。反応しないボタンの多くは、コントローラーを分解しなくても直せます。
まず確認すること
当サイトのオンライン ゲームパッドテストを開き、問題のボタンをゆっくり、しっかりと何度か押してください。コントローラーの図と、その下のボタン一覧の両方を見ます。
- テストページでボタンが点灯する場合:ボタン自体は正常です。問題は不調が起きるゲームやアプリの側にあります。まずそのゲームのキー割り当てを確認しましょう
- 別のボタンが点灯する場合:コントローラーが非標準のマッピングを使っています。下の「マッピング」の項目を読んでください ― 故障ではありません
- 何も点灯しない場合:このガイドを読み進めて、ソフトウェアと部品のどちらが原因かを切り分けましょう
- ときどきしか反応しない、強く押さないと効かない場合:汚れか接点の摩耗が疑われます。清掃の項目に進んでください
ブラウザーはボタンをラベルではなく番号で識別します。8BitDo、GameSir、PowerA や汎用ブランドのコントローラーは、ブラウザーが想定していない配列を報告することがあり、押したボタンがテストページでは「別の」ボタンとして点灯します。
- テストページに非標準マッピングの表示が出ている場合、ラベルのずれは想定内です。押したときにどこかが点灯するなら、ボタンは正常です
- 背面パドルなどの追加入力は、標準レイアウトには含まれないのが普通です。メーカーのアプリで通常のボタンに割り当てるとテストできます
- 入力モード(XInput / DInput / Switchモード)を切り替えるスイッチやボタンの組み合わせを持つコントローラーもあります。モードが違うとボタンの配置が変わったり無効になったりするので、説明書でモード切り替えを確認しましょう
ボタンのせいにする前に、入力がパソコンに届く途中で失われていないかを確認しましょう。
- USB接続に切り替える ― Bluetoothで使っている場合。有線なら別のケーブルとポートを試します
- ペアリングをやり直す:Bluetooth機器の一覧からコントローラーを削除し、最初からペアリングし直します
- 充電する、または電池を交換する ― 電力不足で入力が抜けたり遅れたりするコントローラーがあります
- コントローラーを再起動する:電源を完全に切って(または同期/電源ボタンを10秒ほど長押しして)から、つなぎ直します
ソフトウェアか、部品か
同じボタンを別の環境でも試して、結果を比べましょう。
- Windowsの場合:Win + R を押して
joy.cpl を実行し、コントローラーを選んで「プロパティ」を開きます。ブラウザーを介さずにボタンの生の入力を確認できます - Steamの場合:設定 → コントローラ → コントローラのテストを開始します。Steamは独自のドライバー経由でコントローラーを読み取ります
- ゲーム機の場合:PlayStation、Xbox、Switchのいずれも、コントローラー設定に入力チェック機能が組み込まれています
結果の見方:特定のアプリ以外では動くなら、そのアプリのキー割り当てを直しましょう。どこでも反応しないなら、原因はファームウェアか部品です。このまま読み進めてください。
Steam入力、DS4Windows、reWASD、メーカー純正アプリなどのツールは、システム全体でボタンの割り当て変更や無効化ができます。昔のゲーム用に作ったプロファイルが、そのゲームを消した後も生き残っていることがあります。
- DS4WindowsやreWASDなどのツールを終了してから、もう一度テストします
- Steamでは、設定 → コントローラでそのボタンを割り当て直しているレイアウトが有効になっていないか確認し、ゲームごとのコントローラ設定も見直します
- メーカーのアプリ(Xbox Accessories、8BitDo Ultimate Softwareなど)に、そのボタンを別機能に割り当てたり無効にしたりした保存済みプロファイルがないか確認します
- Xbox:WindowsまたはXboxの Xbox Accessories アプリでコントローラーのファームウェアを更新できます
- PlayStation:DualSenseはWindowsの DualSense ワイヤレスコントローラー ファームウェアアップデーター アプリ、または任意のPS5で更新できます
- Switch:「設定」→「コントローラーとセンサー」→「コントローラーの更新」から行います
- サードパーティ製:メーカーのサイトやアプリを確認しましょう。8BitDoやGameSirは修正版ファームウェアを定期的に配信しています
部品の問題を直す
汗やほこり、甘い飲み物はボタンの下に入り込み、押し込みを妨げたり接点を絶縁したりします。反応しないボタンのかなりの割合は、清掃だけで直ります。
- コントローラーの電源を切り、ケーブルを抜きます
- 綿棒を無水エタノールまたはイソプロピルアルコール(できれば濃度90%以上)に浸し、軽く絞ってから、ボタンの縁に沿って拭きます
- アルコールが乾かないうちにボタンを何度も押して、下の接点まで行き渡らせます
- エアダスターで周囲を吹きます。角度をつけて短く吹くのがコツです
- 数分乾かしてから、もう一度テストします
ヒント:ボタンの戻りがべたつく場合は、何かがこぼれた跡です。強く押すのではなく、アルコールでの拭き取りを何度か繰り返しましょう。
ほとんどのメインボタンと十字キーの下には、基板上の2本の配線を橋渡しする導電パッド付きのラバーメンブレン(ゴム膜)があります。何年も押し続けるとパッドがすり減って電気を通さなくなり、ボタンのクリック感は普通なのに、強く押さないと反応しなくなり、やがてまったく効かなくなります。
- Xbox・PlayStation・Switchのコントローラー向けの交換用メンブレンキットは安価ですが、取り付けにはコントローラーの分解が必要です。お使いの機種の分解動画を参考にしましょう
- バンパーとトリガーには機械式スイッチが使われていることが多く、摩耗より破損で壊れます。落下後にバンパーが効かなくなった場合は、ほぼ確実にスイッチかレバーの割れが原因です
- 保証期間内なら分解は避けましょう。修理または交換に出すほうが安全です
リマップでボタン自体が直るわけではありませんが、今日からまた遊べるようになります。
- Steam:ゲームごとのコントローラ設定で、どのブランドのコントローラーでも任意のボタンを割り当て直せます
- Xbox:Xbox Accessoriesアプリでシステム全体のボタン割り当てを変更できます。Eliteコントローラーなら機能をパドルに移せます
- PlayStation:PS5とPS4は、アクセシビリティ設定からシステム全体でボタンの割り当てを変更できます
- Switch:「設定」→「コントローラーとセンサー」→「ボタンの割り当てを変える」で、コントローラーごとに保存できます
- 背面パドル:パドル付きのコントローラーなら、効かないボタンの機能をメーカーのアプリでパドルに割り当てましょう
- 保証期間内:まずメーカーに連絡しましょう。ボタンの不良は標準的な保証対象で、自分で分解すると保証が無効になるのが普通です
- 保証切れ:メンブレンキットと1時間の作業が最も安い方法です。修理店に頼むこともでき、高級コントローラーなら料金に見合います
- 安価なコントローラー:低価格帯のパッドでボタンが効かなくなり始めたら、修理より買い替えのほうが経済的なことがほとんどです
対処を試すたびにゲームパッドテストに戻ってボタンを何度か押してみましょう。確実に反応するようになったかがすぐに分かり、ほかのボタンやスティックが正常なことも同時に確認できます。