スピードテストで正確な結果を出す方法

回線速度の測定結果がばらつく理由と、できるだけ信頼できる結果を得る方法を解説します。干渉を減らすコツ、測定に適した環境、測定値に影響する要因を紹介します。

スピードテストは、測るたびに少しずつ違う数値が出るものです。それ自体は普通のことですが、結果が大きくぶれる場合は、何かが測定の邪魔をしていると考えられます。ここでは、できるだけ正確な結果を出す方法と、回線で実際に何が起きているのかを読み解くポイントを紹介します。

スピードテストの結果がばらつくのはなぜ?

スピードテストはその瞬間の実際の通信性能を測るもので、「開始」を押したときの数十もの要因に左右されます。結果はあくまでその時点のスナップショットで、決まった値ではありません。数秒違うだけでも、別の機器がダウンロードを始めたり、Wi-Fiの電波が揺らいだり、テストサーバーが混み合ったりと、状況は変わります。

信頼できる結果を得るには

Wi-Fiの速度は、電波の強さ、近隣のネットワークからの干渉、壁、ルーターからの距離によって変動します。有線LANで接続すれば、こうした要因をすべて取り除き、契約しているプロバイダーの実際の速度を確認できます。

有線LANが使えない場合は、できるだけルーターの近くで測定し、2.4 GHz帯ではなく5 GHz帯(速いが届く範囲は狭い)に接続していることを確認しましょう。

インターネット回線は、ネットワーク上のすべての機器で共有されています。測定中に誰かが動画を見ていたり、ファイルをダウンロードしていたり、ゲームやビデオ通話をしていたりすると、結果は契約プランの実際の速度より低く出ます。

  • 測定する間だけ、ほかの人に重い通信を少し止めてもらいましょう
  • スマートテレビ、ゲーム機、写真を同期中のスマートフォンなど、見落としがちな機器もチェックしましょう
  • すべてを止められない場合は、利用者が少ない深夜や早朝に測定しましょう

ヒント:使っていないように見える機器も帯域を消費しています。クラウドへのバックアップ、システムのアップデート、アプリの同期は、裏で黙って動いています。ネットワークにつながる機器が多いほど、その影響は大きくなります。

プロバイダーに問い合わせるべきタイミング

有線LANで接続し、ほかに使っている人もおらず、バックグラウンドのアプリも閉じた。ここまでの手順をすべて試しても契約プランより大幅に遅い場合は、プロバイダーに問い合わせましょう。測定結果を日時とあわせて記録しておくと、説得力が増します。混雑しない時間帯でも契約速度の70%を下回る状態が続くなら、プロバイダー側に実際の問題がある可能性が高いです。