音量を最大にしてもヘッドホンの音が小さいと感じても、心配はいりません。音を大きくする方法はいくつもあります。このガイドでは、システム設定、ソフトウェアによる補正、ハードウェアでの解決策を紹介します。
すべての音量を確認する:
- タスクバーのスピーカーアイコンをクリックし、スライダーを100%まで上げます
- スライダーの横にある矢印をクリックして「音量ミキサー」を開きます
- 使っているアプリの音量がシステムの音量より低くなっていないか確認します
音量ミキサーのポイント
アプリごとに個別の音量スライダーがあります。ブラウザー、メディアプレーヤー、ゲームなどで、それぞれ音量が異なる場合があります。
- メニューバーのサウンドアイコンをクリックするか、F12キーで音量を最大にします
- 「システム設定」>「サウンド」>「出力」を開きます
- 「出力音量」のスライダーが最大になっていることを確認します
- 「消音」がオンになっていないことを確認します
注意:独自の音量設定を持つアプリもあるので、アプリ内の設定も確認しましょう。
PulseAudio/PipeWireの場合:
- pavucontrol(PulseAudio音量調節)を開きます
- 「出力装置」タブで音量を100%にします
- 「再生」タブでアプリごとの音量を確認します
# 音量を100%以上に上げる(最大150%)
pactl set-sink-volume @DEFAULT_SINK@ 150%
ラウドネス イコライゼーションを有効にする:
- スピーカーアイコンを右クリック→「サウンドの設定を開く」を選びます
- 「サウンドの詳細設定」(または「サウンド コントロール パネル」)をクリックします
- 「再生」タブでヘッドホンをダブルクリックします
- 「拡張」タブを開きます
- 「ラウドネス イコライゼーション」にチェックを入れます
- 「適用」をクリックします
「拡張」タブがない場合
オーディオドライバーによっては、このタブが表示されません。「詳細」や「立体音響」タブを探すか、オーディオドライバーを更新してみてください。
macOSには標準のラウドネス イコライゼーション機能はありませんが、サードパーティ製アプリで代用できます。
- Boom 3D ― 音量ブースト機能付きの音質補正アプリ
- eqMac ― システム全体に効く無料のイコライザー
音質補正にはPulseEffects(現在の名称はEasyEffects)を使います。
# EasyEffectsをインストール(Fedora/Ubuntu)
sudo apt install easyeffects
# または
sudo dnf install easyeffects
「Loudness」または「Maximizer」エフェクトを有効にすると、小さな音を持ち上げられます。
イコライザーで周波数を持ち上げると、ヘッドホンの音を大きく感じられます。簡単な調整方法は次のとおりです。
- 低音を持ち上げる(60〜250 Hz)と、厚みと迫力のある音になります
- 中高域を持ち上げる(2〜4 kHz)と、ボーカルや楽器がくっきり聞こえます
- プリアンプ/ゲインのスライダーで全体の音量を上げます
標準のイコライザー:
- 「サウンドの設定」→「サウンドの詳細設定」を開きます
- ヘッドホンをダブルクリック→「拡張」タブを開きます
- 「イコライザー」にチェックを入れ、「設定」をクリックします
- 「Bass」などのプリセットを選ぶか、自分で調整します
より細かく調整したい場合は、無料のEqualizer APOも使えます。
「ミュージック」アプリのイコライザーを使う:
- 「ミュージック」(またはiTunes)を開きます
- 「ウインドウ」>「イコライザ」を選びます
- 「ラウドネス」などのプリセットを選ぶか、手動で調整します
システム全体にイコライザーをかけたい場合は、無料のeqMacを使いましょう。
EasyEffectsには高機能なイコライザーがあります。
- EasyEffectsをインストールして開きます
- 「Equalizer」セクションを開きます
- プリセットを使うか、持ち上げたい周波数を調整します
- 「Input Gain」を上げて全体の音量を底上げします
Spotify:
- 「設定」>「再生」を開きます
- 「音量を自動調整」をオフにします
- 「音量レベル」を「大」にします
YouTube・ブラウザー:
- 動画プレーヤー左下の音量スライダーを確認します
- 動画によっては、もともと音量が小さめに作られているものもあります
- 必要に応じて、Chrome/Firefox用の「Volume Booster」拡張機能を試してみてください(音が歪むことがあるので注意して使いましょう)
iPhone/Androidの音量制限:
- iPhone:「設定」>「サウンドと触覚」>「ヘッドフォンの安全性」で「大きな音を低減」をオフにします
- Android:「設定」>「音」>「音量」で、メディアの音量制限が有効になっていないか確認します
多くのヘッドホンには独自の音量調整機能があり、最大音量を制限していることがあります。
- リモコン ― ケーブルに付いた音量ダイヤルやボタン
- イヤーカップのコントロール ― ワイヤレスヘッドホンのタッチ操作部やボタン
- 専用アプリ ― ソニーやBoseなどのアプリには音量制限機能があります
ヘッドホンのアプリを確認しましょう
Sony Headphones Connect、Bose Music、Jabra Sound+などのアプリでは、音量制限や聴覚保護、「安全な音量」といった機能が初期設定で有効になっていることがあります。
ヘッドホンのインピーダンスが高い(80Ω以上)場合、機器の出力が足りていない可能性があります。
- ポータブルDAC/アンプ ― FiiO、Dragonfly、BTR5などのUSB機器
- 据え置き型アンプ ― オーディオファン向けヘッドホンで自宅でじっくり聴くなら
- USB-Cドングル ― AppleのUSB-Cアダプタなど、手頃な選択肢
詳しくはヘッドホンアンプのガイドをご覧ください。
それでも音が小さい場合
どの方法でも改善しない場合は、次のような原因が考えられます。
- ヘッドホンの故障 ― 別の機器につないで試してみましょう
- イヤホンジャックの汚れ ― エアダスターで掃除しましょう
- ドライバーの問題 ― オーディオドライバーを更新または再インストールしましょう
さらに詳しい対処法は、ヘッドホン・イヤホンから音が出ないときのガイドをご覧ください。