このガイドでは、Windows・macOS・Linuxでカメラへのアクセスを制御しているOSの設定について解説します。ブラウザで許可したのにカメラが使えない場合は、OSのプライバシー設定でブロックされている可能性があります。
Windows
Windows 10・11には、すべてのアプリやブラウザのカメラ利用をまとめてブロックできる、システムレベルのプライバシー設定があります。
Windows 11の場合:
- 「設定」を開きます(Win + I)
- 「プライバシーとセキュリティ」→「カメラ」を開きます
- 「カメラへのアクセス」をオンにします
- 「アプリにカメラへのアクセスを許可する」をオンにします
- 「デスクトップアプリがカメラにアクセスできるようにする」をオンにします(ブラウザもこれに含まれます)
Windows 10の場合:
- 「設定」→「プライバシー」→「カメラ」を開きます
- 「変更」をクリックし、このデバイスのカメラへのアクセスをオンにします
- 「アプリがカメラにアクセスできるようにする」をオンにします
- 下にスクロールして「デスクトップアプリがカメラにアクセスできるようにする」をオンにします
重要:ブラウザでカメラを使うには、「デスクトップアプリ」のスイッチがオンになっている必要があります。この項目はページのいちばん下にあるため、見落とされがちです。
- Win + Xキーを押して「デバイスマネージャー」を選びます
- 「カメラ」または「イメージングデバイス」を展開します
- Webカメラが警告アイコンなしで表示されていれば正常です
アイコンの意味:
- 黄色の警告アイコン:ドライバーの問題です。右クリック→「ドライバーの更新」を選ぶか、ドライバーのインストールガイドをご覧ください
- 下向き矢印のアイコン:デバイスが無効になっています。右クリック→「デバイスを有効にする」を選びます
- 一覧に表示されない:カメラが検出されていません。物理的な接続を確認するか、別のUSBポートを試してください
デバイスマネージャーの開き方がわからない場合は、手順を解説したガイドをご覧ください。
Norton、Kaspersky、Bitdefender、ESETなどのセキュリティソフトには、ブラウザからのカメラ利用をブロックするWebカメラ保護機能が搭載されている場合があります。
- ウイルス対策ソフトを開きます
- 「Webカメラ保護」「プライバシー」「デバイスアクセス」などの設定を探します
- ブラウザを許可リストに追加するか、テストのために一時的にWebカメラ保護を無効にします
macOS
macOSでは、アプリがカメラを使うには許可をリクエストする必要があり、ユーザーが「システム設定」で明示的にアクセスを許可しなければなりません。
macOS Ventura以降(13以降)の場合:
- 「システム設定」を開きます
- 「プライバシーとセキュリティ」→「カメラ」を開きます
- 一覧からお使いのブラウザ(Chrome、Firefox、Safariなど)を探します
- スイッチをオンにします
- 確認が表示されたら、ブラウザを終了して開き直します
macOS Monterey以前(12以前)の場合:
- 「システム環境設定」を開きます
- 「セキュリティとプライバシー」をクリックします
- 「プライバシー」タブを選びます
- 左側のサイドバーで「カメラ」をクリックします
- お使いのブラウザのチェックボックスをオンにします
ブラウザが一覧にない場合:そのブラウザがまだカメラへのアクセスをリクエストしていません。カメラを使うサイトを開き、確認が表示されたら「許可」をクリックすると、「システム設定」にブラウザが表示されるようになります。
ご自身または管理者がスクリーンタイムの制限を設定している場合、カメラの利用が制限されていることがあります。
- 「システム設定」→「スクリーンタイム」を開きます
- 「コンテンツとプライバシー」を確認します
- 「アプリの制限」で「カメラ」が制限されていないことを確認します
ターミナルの操作に慣れている方は、次のコマンドでカメラの状態を確認できます。
system_profiler SPCameraDataType
接続されているすべてのカメラとその状態が表示されます。お使いのカメラが表示されない場合は、ハードウェアの問題かもしれません。
すべてのアプリのカメラ許可をリセットするには、次のコマンドを使います(最後の手段として使ってください)。
tccutil reset Camera
注意:このコマンドは「すべての」アプリのカメラ許可をリセットします。あらためてアクセスを許可する必要があります。
Linux
Linuxでのカメラへのアクセスは、ディストリビューションやデスクトップ環境によって異なります。
カメラが検出されているか確認する:
ls /dev/video*
/dev/video0のようなデバイスが表示されれば検出されています。表示されない場合は、カメラが接続されていないか、対応していない可能性があります。
カメラの詳細情報を表示する:
v4l2-ctl --list-devices
ユーザーがvideoグループに所属している必要があります。
sudo usermod -aG video $USER
変更を反映するには、いったんログアウトしてからログインし直してください。
Flatpak・Snap版のブラウザ:
FlatpakやSnapでインストールしたブラウザはサンドボックス内で動作するため、追加の権限が必要になる場合があります。ソフトウェアセンターでアプリの権限設定を確認するか、次のコマンドを使ってください。
flatpak permission-show org.mozilla.firefox
それでも解決しない場合
システム設定をすべて確認してもカメラが動作しない場合は、原因が別のところにあるかもしれません。ハードウェアのチェックやドライバーの問題などについては、Webカメラのトラブル解決ガイドをご覧ください。
準備ができたら、Webカメラテストに戻ってもう一度試してみましょう。